昨日に続いて、沖縄尚学の優勝について書こうと思います。
あの有名な沖縄の底抜けに明るい応援歌「ハイサイおじさん」。実は戦争の爪痕が日常に残る時代(1962年)に起きた凄惨な事件をもとに喜納昌吉が作った歌らしいです。
事件は、なかなかここに書けるような出来事ではないので詳細には触れないですが・・・
歌詞は近所の嫌われ者のアル中のおじさんと喜納昌吉の会話形式になっています。ユーモアに溢れた笑いを誘う歌詞なので、由来を知った時にはますますその事件とのギャップに驚きショックを受けました。
沖縄戦は「ありったけの地獄を集めた」と表現されることもあるぐらい、まさにそれは地獄絵図だったそうです。
終戦を迎えた後も、PTSDで精神疾患を発症する人が続出しましたが、戦後の混乱期には到底そのような人々に十分なケアを受けられるような環境ではなかったようです。
十数年前、初めて沖縄の戦争体験のある高齢者のPTSDについて調査したところ、当時の戦後70年ほど経った時点でも戦争体験者の4割近い人々がPTSD高リスクであると判明したそうです。
そんな沖縄戦の戦後でその事件は起きたようです。
昔、年配の沖縄の友人からも直接聞いた沖縄戦の話を思い出しました。沖縄は戦後もずっと混乱が続いていたことが想像できました。
今年は甲子園で沖縄尚学が優勝を勝ちとり、沖縄らしい音階と楽しげな「ハイサイおじさん」にあらためて全国から注目が集まっています。
戦後80年、「ハイサイおじさん」の歌の由来を知る人も増えたことは何か象徴的な感じがしました。