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【体験談】日本の公立育ち→高校留学後にIELTS7.5を取得は可能なのか?

公立出身の娘が高校留学後にIELTS7.5を取得

今日は日本育ちで公立小~高校に通った娘が高校留学で飛躍的に英語力が伸び、高校卒業後にIELTS7.5を取得するまでについてお話します。

ちなみに、IELTS(International English Language Testing System、アイエルツ)は、イギリス発祥の英語検定試験です。

イギリスをはじめコモンウェルス(英連邦)のオーストラリア、ニュージーランド、カナダの英語圏の国に留学、就労や移住を希望する人々のための英語検定試験として始まりました。

IELTSは近年、アメリカの大学入試にも採用されています(ちなみにアメリカの大学進学の英語検定試験はTOEFLです)。

また、日本の大学入試でも近年、IELTSのスコアが合格基準に採用されています。

IELTS7.5のレベルとは?
  • 英国名門大学オックスフォード大学及びケンブリッジ大学の基準値
  • 米国トップレベルのハーバード大学、プリンストン大学、スタンフォード大学などの基準値はIELTS7.0以上
  • 英検1級以上に相当(IELTS7.0=英検1級相当)

娘は英連邦のニュージーランドに高校留学していたので、英語検定テストはTOEFLでなくIELTSを受けました。高校留学中に1回、そしてさらに高校卒業後に1回受験しました。

1度目は高校留学中に受験、その時のスコアはIELTS7.0でした。

2度目は高校卒業後、帰国してから受験したスコアはIELTS7.5でした。

結果は本人が予想していたよりも高かったようです。親としても高い留学費用を出した甲斐があったというのが正直な感想です・・。

もくじ

幼稚園はインター、その後は公立小、中、高校へ

私たち家族は息子が7歳、娘が3歳の時に海外から帰国しました。

生まれたのは海外ですが、娘は帰国時の3歳の時は日本語も英語も片言話せる程度だったので帰国子女と呼べる年齢でもありませんでした。

日本で子育てをすることになり、子ども達がバイリンガルになるためにはどのような方法がベストなのかと考え、学費がかなり高額でしたが娘はインターナショナルスクールの幼稚園に入園させることにしました。

インターナショナル幼稚園

幼稚園については、たまたま通学圏でもあり気になっていたインターナショナル幼稚園の見学に行き、自然が近くのびのびした良い環境、先生方の印象も良く、何より子ども達が楽しそうにしていたので即決しました。

幼稚園は両親共に外国人、また、国際結婚のお子さんが多かったので英語が自然に飛び交っている環境でした。

娘は入園当初は英語でのコミュニケーションはあまり活発ではありませんでした。言われていることはわかるけれどアウトプットがなかなかむずかしいといった状況だったようです。

しかし、入園後3ヶ月ぐらい経ってからだと思いますが、担任のアメリカ人の先生いわくある日突然、英語を流暢に話し始めたようです(←子どもが他言語を習得していく時によくあるパターンです!)。

いわゆる本格的な学校教育が始まる前の幼稚園児は年齢的に多くの可能性にあふれています。

特に言語能力の発達がめざましい時期です。

インターナショナルスクールに通わなくてもネットの発達した今の時代はいろいろな方法で英語を学ぶことができます。

この時期に環境を整えて継続して英語を学びつづければ将来的にバイリンガルになることは決してむずかしくありません。

特に学校教育が始まる前のこの時期は時間的にも余裕があるので自然な形で英語を習得するにはとても良い時だと経験的にも思います。

小学校から高校留学までは日本の公立校に通う

インターナショナル幼稚園の友だちの小学校の進学先は以下のように様々でした。

  • 公立小学校
  • 私立小学校
  • インターナショナル・スクール

両親共に外国人の子どもはインターナショナルスクールにすすむことが多く、国際結婚の家庭ではインターナショナル、もしくは日本の公立小学校を選ぶことも多かったです。

わが家のように日本人同士の夫婦の場合、私立小学校を受験したりそのままインターナショナルスクールに入学したり、公立小学校に進学したりと様々でした。

小学校は地元の公立小学校へ

インターナショナル幼稚園に在園中、娘はかなり流暢に英語を話せるようになりました。

しかし、わが家はいざ言語に関しては母国語を優先しているのでインターナショナルスクールではなく日本の公立小学校を選びました。

今になると、この決断はわが家の場合は正解でした。

娘は自然に日本の学校の環境に慣れ、あたりまえですが日本の教育を受けることで日本人としてのアイデンティティを確立していきました。

公立小学校を卒業し、そのまま公立中学校へ

公立小学校を卒業すると、そのまま学区の公立中学校へ入学しました。

中学校では本格的に英語の授業が始まりましたが、定期テストの際も英語のテスト勉強は最小限ですみ、ほかの科目のテスト勉強に時間を割くことができました。

ちなみに、幼児期から英語を学び始めると高校受験や大学受験にとても有利です。息子も娘も英語の勉強の時間をほかの科目に時間を充てることができていました。

公立中学校から公立高校へ

公立中学校に在籍している間に英検2級を取得しました。(※英検2級は高校卒業レベル

中学生の時に英検準一級は受けずじまいだったので英語の実力はどの程度だったのかは不明ですが、英検2級は高校受験の入学選考の際に有利だったようです。

公立高校に入学してから高校留学の準備

公立高校に入学してからいよいよ娘は留学について真剣に考え始めたようです。親に黙ってひとりでネットで留学エージェントを調べては問い合わせをしていたようです。留学費用はこちら持ちなのですが、笑。

一方で私自身は娘の高校在学中に短期留学を考えていました。

前回の記事にも書いたとおり、ニュージーランドは安全で留学費用が比較的リーズナブルなのでニュージーランドへの短期留学を頭に描いていました。

帰国後から一貫してつづけてきた家の中での英語環境づくり

日本に住んで家庭内の言語が日本語の場合、インターナショナルスクールの幼稚園に通うだけではザンネンながら英語を習得することはほぼ不可能です。

息子が7歳、娘が3歳で帰国してから一貫してつづけてきたことがあります。

それは日本で生活するわが家で「英語環境をつくっていた」ことです。

もともとわが家は海外生活が長く、夫婦ともに仕事柄、英語を使います。その点では日本の一般家庭に比べると子ども達が家庭内で英語にふれる機会は多かったと思います。しかし、幼児が日本で英語を習得するという目的がある場合には英語環境づくりに工夫が必要だと思います。

それでは次回は、「おうち英語」と「帰国後のわが家の英語環境づくり」についてお話しようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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